2017.05.25

今想う

梅雨のない北海道と言いますが、最近雨は多くないのですが、どんよりした日が多いように感じます。小学校の運動会が近いと、お天気が気になります。

 

最近コマーシャルが流れている中で、聞き覚えのある曲が流れています。

それは、北原白秋作詞、中山晋平作曲の「あめふり」の替え歌でした。

「あめふり」

あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかい うれしいな

☆ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン(繰り返し)

 

かけましょ かばんを かあさんの あとから ゆこゆこ かねがなる

☆(繰り返し)

あらあら あのこは ずぶぬれだ やなぎの ねかたで ないている

☆(繰り返し)

かあさん ぼくのを かしましょか きみきみ このかさ さしたまえ

☆(繰り返し)

ぼくなら いいんだ かあさんの おおきな じゃのめに はいってく

☆(繰り返し)

この歌を思い出しながら、この背景を描いてみました。作られたのは大正14年の歌です。そのころはお母さんはほとんどが専業主婦だったのでしょう。雨が降るとお母さんが学校に迎えに来てくれる。迎えに来られない子どもには自分の傘を貸してあげるよというものです。親子関係・友達との関係においても優しさのあるものです。

 

現在天気予報によって、雨が降るかどうかを予想し、「降るようだから傘を持って行ってね」「雨具をカバンの中に入れておくからね」と言ってすませてしまいます。たとえ迎えに行っても車で行き、「早く帰るよ」と言いつつ、乗車したらまもなく帰宅できてしまいます。そこには、親子の会話も多くはないのだと思います。

ご両親ともに仕事をしている家庭が多くなっている現在は、親子がかかわる時間が少なくなっています。子どもの成長に添っていけるような関わり、心が安定するような関わりがとても大切になってきます。時間の問題ではなく、内容、質の問題だと思います。親子が満足する関わりを大切にしていきたいものです。