2017.01.31
鳥の目
平成29年になり。もう1か月が過ぎてしまいました。
今年は酉年という事もあり、年頭のごあいさつの中には、「鳥の目」という言葉が何度も出てきました。
ものを見る視点として「鳥の目」「虫の目」「魚の目」という事があります。
「鳥の目」とは、
鳥というのは空を飛んでいるので、客観的に世界を見渡すことができます。
勉強でも仕事でも、いきなり細かいところから着手するのは、賢い方法ではなく、全体的なものから、または、客観的な視点から、見ていくことが大切です。
「虫の目」とは、
虫は小さな生き物です。地面に面したところにいるからこそ、上からは見えなかったことが見えるようになります。目の前の障害物を乗り越えて一歩一歩進んでいきます。
「魚の目」とは
魚は、目に見えない川の流れを体全体で感じ取っています。物事は流れの中にあるのです。
このように、全体を把握する鳥の目、部分を把握する虫の目、流れを把握する魚の目が必要なのです。
私は若いころに、助言を受けたことがあります。女性は、全体的なものを把握するよりも、部分の把握の方が得意だと思いますが、まず最初に、全体的なものに目を向けることを大切にした方が良いと言われました。
私は、全体的なものの見方が下手でした。そこで、沢山の部分を見つめていくと全体的なものが見えてくると思いましたが、部分を見ているうちに、全体的なものが見えにくくなったり、流れにおいていかれそうになってしまったりすることがありました。その経験から、「鳥の目」という言葉を聞くと、全体的なものが見える目を持っているかなと、反省するきっかけとなりました。